まず、結論から言うと浴室をあたたかくする暖房器具を
工事不要で取り付けることはおすすめできません。
なぜなら、防水機能がついていない暖房器具の場合
湿気や水分が暖房器具を壊してしまうからです。
さらに、怖いことは電源部分がむきだしにしていると
感電事故の発生もあります。
だけど、寒い冬に我慢をしてお風呂に入っているのも
おすすめできません。
実は、
浴室での事故は交通事故死の約2倍も発生して
いるのです。家の中で1番危ない場所といっても
いいぐらいです。この危ない場所を浴室暖房乾燥機を
設置すると防ぐ可能性が大きくあがるのです。
浴室暖房乾燥機を設置しなくても防止する方法はあります。
工事費不要で今日からもできます。
お風呂の事故の原因
お風呂の事故が増えるのが11月から4月になります。
そう、さむ～い時期に多いのです。
暖かい部屋から寒いお風呂（脱衣）に入ると体が
変化に対応しちゃおうと頑張るのです。
頑張るとどうなるかといいますと、
温度差による体の変化をどうにかしようと血圧が
あげります。体全体が冷えるので体を温めるために
血液の回りが早くなるのです。いままで暖かいところに
いてゆっくりと回っていた血液がいきなり早く体中に回り
出さなくてはいけなくなるので、血圧の急激な変化が起こり
脳に送る分がたらなくなり「ふらふら」したり
意識障害になってしまうのです。
脱衣からお風呂をクリアしても
今度は寒い脱衣から
暖かいお風呂に入ったときに血圧の急激な変化はおこります。
濡れて滑りやすいお風呂でこけてしまったり
湯船で気を失ってしまえば溺れてしまう事故におちいるのです。
家の中の寒いとこ
昼間、暖かい日もあったりしますが、
日が暮れると寒いですね。
あなたの家で、一番寒いところはどこですか？
玄関？ トイレ？ 押入れ？ お風呂？
寒そうなところをあげてみましたが、どこも
その場所を暖める暖房をつけるのがむずかしそうな
ところばかりです。
そんなに長い間いるわけでもないので
わざわざその場所をあたたかくするような事は考えないので
暖房器具を設置するなんてことを考えませんが、
何度もいいますが、寒い場所は怖いのです。思わぬ事故を起こす場所になっています。
なかでも服を脱いで寒い場所に入る浴室は
家の寒い場所で１番になります。
家の事故も浴室が１番多いそうです。
寒い浴室は怖い
寒い冬は、入浴中に具合が悪くなり救急搬送される
ことが少なくないそうです。
寒い浴室から熱い湯に入ることで、
急激に血圧が変動し、脳への血流が悪くなって
失神するためだとみられています。
専門家は
「浴室を暖かくして、室温と湯温との差を小さくしてください。」
と注意を促しています。
その他にも
- ご飯を食べてすぐにお風呂にはいらない。
- 家族の方にお風呂に入ることをいってから入る
- 浴槽から急に立ち上がらない
などの注意する項目があります。
浴室を暖かくする方法
では、危険な浴室を快適にする方法はどうするか？
簡単に考えれば浴室の温度を上げてあげれば
いいのですが、どのような方法があるでしょうか？
１．入浴前にシャワーで高い位置から浴槽に数分間、湯を入れる。
お手軽にできる方法としてはこちらがおすすめです。洋服を脱ぐ前に
浴室の温度を暖める方法です。浴槽に熱いシャワーをかけると
湯気がもわぁ～ってなります。その湯気で浴室を暖めるのです。
さらに床にも熱いお湯をかけておいてあげればばっちりです。
２．家族が入浴した後すぐに入る。
家族が入浴した後にすぐにお風呂に入れば上記の１．と同じ
効果がありますので浴室は暖まっている状態になるます。
３．暖房器具を使用する
確実に浴室の温度を上げるには、
暖房器具を使用するのが手軽です。
浴室暖房機は、既存の浴室に後から取り付けることもできます。
タイルの浴室には壁掛けタイプ
ユニットバスには天井からのタイプと壁掛けタイプ
のどちらかを取付けできます。
こちらはタイルの浴室に取付させていただいた写真になります。
「今まで我慢してたけどこんなにいいものだったんなんだね。
今までの我慢は何だったんだろうかしら？、もうっ！」
とても満足をいただけましたが、話しているうちに
なんで早くに提案をしてくれなかったのかとお怒りになられれきて
しまいました。
浴室暖房を工事不要で取付けをできるかと言う問い合わせ
をいただくこともありますが、
電気工事をせずに取付けをすることはできません！！
水を使用しますので感電の恐れがありますので、
電気ストーブを浴室にいれて暖めるなんて
絶対にやめてください。
どうしても電気ストーブつけたい場合は
脱衣所用の暖房機があります。
こちらは電気工事不要で取付けできるものもありますので
寒い脱衣所を暖かくしてください。
脱衣所に石油ファンヒーターを持ち込んで、浴室の扉を開け
浴室に暖かい風が入るようにして脱衣所と浴室と暖めている
方もおられました。
これも、工事無しで今日から暖かいお風呂のはいれますね。
まとめ
快適なお風呂ではありますが、寒暖差により危ない場所になりえるところでも
あります。しっかりと暖かく温めてからお風呂に入るようにしてください。
入浴タイムは、癒しの時間という人もいます。快適な入浴タイムをすごしたいですね。
